待望の再上陸! 東京青山に旗艦店がオープン
「待ってました!」との歓声が聞こえるかのようだ。2017年、惜しまれながら日本を撤退したフランス・パリ発の人気ベーカリー『ゴントラン シェリエ』が待望の日本再上陸!
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_96ac21f717d936b7775930e172c35136.jpg)
その最初の一歩として、2021年7月、東京・青山に旗艦店をオープンした。
世界中に約60店舗を持つスターシェフ
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_8aadaec94ce30f1c10dc2b1c6dfa0c34.jpg)
オーナーシェフのゴントラン・シェリエ氏はフランス、ノルマンディーで代々続くベーカリーの4代目として生まれ、名だたる三つ星レストランで修業後、独立して自身のベーカリーをオープンした。
数々のレシピ本を出版し、テレビ番組にも出演するなどパリで人気のスターシェフの一人だ。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_d73ab1a1d9b6a6b26cafa572d4bcdf45.jpg)
その人気はフランス国内にとどまらず、アジアや北米、中東など世界中で約60店舗を展開している。
過去には、パン好きが選ぶ「パン・オブ・ザ・イヤー2014」のクロワッサン部門で受賞するなど、日本でも高い人気を博した。
コンセプトは“ゴントラン邸でのおもてなし”
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_8300cd1e6691d38635c8c2f74e9fc2a0.jpg)
1号店として出店したのは、東京メトロ・表参道駅近く、青山学院大学正面にある商業施設「ラ・ポルト青山」の1階と2階。鮮やかなシンボルカラーのイエローが目を引く。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_8d2efecee857c7112eab63bd12b08af0.jpg)
1階は販売がメイン。その日できたてのパンやサンドイッチ、ケーキなどがショーケースにずらりと並んでいる。
購入はケース越しにスタッフに注文するスタイル。外には、オープンエアが気持ちいいテラス席が並び、こちらで購入したパンを食べることもできる。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_a4fad76b5787ce9fdda2fe38b814a503.jpg)
2階はパンをイートインで食べたり、オリジナルのフードメニューが楽しんだりできるカフェ。海外店舗ではパンのみならず、本格的な料理も楽しめるレストランも人気。
旗艦店となる青山店でも、さまざまな顔を持つ『ゴントラン シェリエ』の世界観を存分に楽しんでもらおうとカフェを併設したという。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_5afc925cc388d21ce1df071926212fac.jpg)
東京青山店のコンセプトは“ゴントラン邸”。日本が大好きなシェリエ氏が、自宅に招いたかのように訪れる人をもてなしたいという想いで店舗を作った。
たとえば、カフェで使われているシックなダークグリーンは「御召茶色(おめしちゃいろ)」という徳川将軍が愛用した色。おもてなしにふさわしい色として選んだという。
焼きたてパンから甘いスイーツまで充実のラインナップ
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_fa41e15d34166cf00a1d248e8a384ebb.jpg)
店頭に並ぶパンは50種類ほど。現在は、クロワッサンやバゲット、クイニーアマンなどの定番がメインだが、季節変わりのパンも登場する予定。そのほか、パンに合わせたいサラダなどの惣菜もある。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_a6c250b8f859dd91e93d236ac1db931d.jpg)
パティシエの経験もあるシェリエ氏。スイーツも生ケーキから焼き菓子まで豊富にそろっている。いずれの商品もテイクアウトとイートインのどちらでも楽しめる。
伝説のクロワッサンがさらに進化して登場
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_60ed3f76afee1c5cd4c9c6f35a5a126f.jpg)
看板メニューの「クロワッサン」。ファンが多い「クロワッサン」だが、今回、粉からレシピを一新した。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_349c18ab309bd2deafbdf1701283b55b.jpg)
シェリエ氏の右腕を務める、東京青山店の製造責任者とメーカーがタッグを組み、さまざまな製造工程を経ても小麦の豊かな風味を楽しめるように粉をオリジナルに配合。
バターは、シェリエ氏出身のノルマンディー、「イズニー」の発酵バターを使用している。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_10c2dae7ba42e6f9bfba761a1269d9ba.jpg)
クロワッサンは、層一つひとつが際立つビジュアルの美しさにも定評がある。クロワッサンは生地を折り込めば折り込むほどパリパリ感が増すが、同店では層がクッキリ出ることにこだわっている。
ザクザクっと心地良い音の後に、エアリーながらしっとりとした食感が続く。発酵バターならではの深いコクと香りがジュワッとあふれ、うっとりするおいしさだ。
ほろ苦カラメルソースと発酵バターの甘い誘惑
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_742a273456179117c4c753dab1a8955b.jpg)
クロワッサンと同様に人気が高い「クイニーアマン」。プレーンとローズマリーの2種類が用意されている。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_ce6b9533c4447f0d94a0aade465f8430.jpg)
生地はクロワッサンと同じく、オリジナル配合の粉とイズニー産発酵バターを使用したもの。平べったく、しっかり巻いた形がシェリエ流。ザックザクの香ばしさを楽しみつつ、バターや小麦の風味が香る生地にフワッと軽い食感を出すために、この形になったのだとか。
ほろ苦いカラメルソースとたっぷりの香り豊かな発酵バターの相性が抜群で、デニッシュ好きならとりこになるおいしさだ。
和の素材を取り入れたオリジナルレシピのパン
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_e649a1322b81b2fed5b4c2aa548bcc3d.jpg)
日本進出にあたって、日本の素材を取り入れたオリジナルのパンも多数用意されている。「あんこと抹茶のクロワッサン」は抹茶生産量が日本一という愛知県西尾市の抹茶を使用。生地に抹茶をたっぷり練り込み、さらに粉糖と混ぜて振りかけている。
あんことクロワッサン生地の一体感が味わえるように、生地の折り込み方もひと工夫。抹茶とあんこ、バターが奏でるハーモニーを楽しみたい。
1日中いつでも楽しめる多彩なカフェメニュー
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_92f5d406390cda6da735cb5a1f3ef17e.jpg)
カフェでは、朝楽しめる「BREAKFAST(朝食)」メニューと、ランチやディナータイムに楽しめる「PLATS(プレート)」メニューがある。サラダやヴィーガンメニュがそろったプレートにはすべてにパンが付く。
生地は、バゲットトラディションと同じものだが、大きなサイズで焼き、カットして提供しているため、違った食感が楽しめる。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_d97d4b3c4f76d79ee8cee18dd477247d.jpg)
朝食メニューは、クロックムッシュといったパンメニューのほかにオートミールなどもある。
「じゃがいもとキャラウェイのガレット スクランブルエッグ添え」(写真上)は、極細にカットしたジャガイモが使われ、カリカリとした香ばしさが楽しめる。
隠し味に使用しているのがハーブのキャラウェイシード。清涼感があり、後口をさっぱりさせてくれる。こうしたハーブ使いもシェリエ氏の得意とするところだ。
焼きたてのクレープやワッフルが楽しめるテイクアウト専用窓口
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_a9c5664c9b1e47d64eb1bb0a67109916.jpg)
正面入口の横には、テイクアウト専用の窓口も設けられている。こちらは、定番のクロワッサンやクイニーアマンを購入できるほか、焼きたてのクレープやワッフル、ソフトクリームが楽しめる。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_253c6452f760099309f39fad219f695b.jpg)
クレープは両面ともこんがりと焼く、本場フランス流。両面しっかりと焼いた香ばしいクレープに、シュガーバターやジャムなどがたっぷり塗られている。クルクルっと丸められたクレープを軽快に頬張りたい。
まだまだ広がる『ゴントランシェリエ』の世界
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/85/22985/column_5b0290284b8eef70080854b8ae76f067.jpg)
「日本のパンはレベルが高い。そんな日本の皆さんにぜひ私たちのパンを楽しんでもらいたい」とゴントラン・シェリエ氏。日本各地を訪れていろんな素材を探してみたいという希望もあるのだとか。実現すれば、また新しいパンが生まれるだろう。
【メニュー】
クロワッサン 290円
クイニーアマン 340円
抹茶とあんこのクロワッサン 450円
じゃがいもとキャラウェイのガレット スクランブルエッグ添え 680円
フレンチクレープ マーマレード 750円
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。価格は税抜きです。
ゴントラン シェリエ 東京青山店
- 電話番号
- 03-3498-6990
- 営業時間
- 7:30~21:00
- 定休日
- 不定休
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。