日常使いにもぴったり! 毎日でも通いたくなる、絶対に外さない自由が丘のイタリアン7軒
東京でもっともイタリアンが似合う街といっても過言ではない自由が丘。事実、人気のイタリアンが数多く軒を連ねているが、そのなかから今回は、家族やパートナー、友だちなど誰を連れて行っても喜ばれる“外さないイタリアンレストラン”をピックアップしてご紹介。
自分の好みにぴったりの一店を見つけたら、とことん通いつめたくなること請け合い! また店の雰囲気と、一緒に食事したい相手の好みを照らし合わせながら、どの店がいいか選ぶのもいいだろう。
目次
1.『アンティカ トラットリア チーボ』
2.『ラ スタツィオーネ デッラ ピッツァ』
3.『ワインセラー事業部』
4.『ワインとイタリア料理 141』
5.『igora』
6.『スピリト リベロ』
7.『ダル バローネ』
【1】素材の魅力を引き出すシンプルなイタリアンにハマる!『アンティカ トラットリア チーボ』
入店した途端、自由が丘駅徒歩3分の好立地にこんなにステキな内装のイタリアンがあったのか! と驚かされる『アンティカ トラットリア チーボ』。天井が高く広々とした空間ゆえ、とことんリラックスして食事を楽しむことができるので、気の置けない仲間との集まりにもデートにもうってつけだ。
オーナーは、等々力『OTTO(オット)』をはじめとする人気店で修業を積み、2005年に独立した三浦琢央(みうら たくお)さん。以前は、自由が丘で2店舗を手掛けていたが、うち1店は独立を目指していた従業員に譲渡して、現在では『アンティカ トラットリア チーボ』で好きな世界観を追求し続けている。
料理は、その日入った食材を活かした多彩なメニューを用意。前菜だけでも10種類以上オーダーする人が多いという逸話から、ワインにぴったりなメニューぞろいであることがうかがえる。
こちら(写真上)は、「小田原からのヒラゴイワシのタルタル キャビアのせ」と「北海道ウニのブルスケッタ」。ご覧のとおり、「おいしいものを少しずつ楽しみたい」という人にうれしいサイズ感なので、これなら、「ストップをかけるまでお任せで」なんて頼み方だってありだろう。
肉料理も、素材そのものの味わいを大切にした調理法が特徴的。「平牧三元豚の炭火焼き」(写真上)は、ジューシーな脂身とバナナピーマンの組み合わせの妙も最高だ。
こちらは、「千葉県産バナナピーマンとロケットピーマン、枝豆のリゾットと太刀魚の炭火焼き」。すりおろしたバナナピーマンとロケットピーマン、輪切りにしたピーマン、枝豆を炒めたリゾットは、バターやチーズ不使用でアンチョビのみで味付け。野菜や米の甘みもしっかりと感じられるリゾットで、塩気の強い太刀魚をしっかりと受け止めてくれる。
ワインは、赤白ともに常時5種類程度用意。クラシックからナチュールまで幅広くそろえているので、好みに合わせて色々試してみては?
『アンティカ トラットリア チーボ』の詳しい記事はこちら
アンティカ トラットリア チーボ
- 電話番号
- 050-5487-5832
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 火~日・祝日
ランチ 11:30~14:30
(L.O.13:00)
火~土
ディナー 18:00~23:00
(L.O.21:30)
日・祝日
ディナー 18:00~22:00
(L.O.21:00)
- 定休日
- 月曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【2】本場のナポリピッツァを堪能したいなら『ラ スタツィオーネ デッラ ピッツァ』
都立大学の人気ピッツェリア『ソロ ノイ スヌルジェ』の2号店として、2021年にオープンした『ラ スタツィオーネ デッラ ピッツァ』は、本場ナポリピッツァ職人協会認定職人が焼き上げるピッツァが食べられる店とあって、早くも大人気だ。というのも、本場ナポリピッツァ職人協会認定職人の“ピッツァイオーロ”は、日本に数えるほどしかいないから。
とはいえ、ピッツァだけを注文するのはもったいない。まずは前菜とパスタを堪能するのが『ラ スタツィオーネ デッラ ピッツァ』のスタイル。とくに旬の味わいたっぷりの「前菜の盛り合わせ」(写真上)は、目でも舌でも楽しめるリッチなプレート。水牛モッツァレラを使用したカプレーゼ、オリーブやオレンジをきかせたサラダなど、お酒が進むこと間違いなしのラインナップで、これだけでも何杯もおかわりしてしまいそう!
パスタの麺が見えないほどにスカンピ、ムール貝、アサリや殻付きの大帆立が盛りつけられた「魚介たっぷりのリングイネ 漁師風」(写真上)は、食べても食べても出てくるシーフードを前に、思わず笑顔がこぼれてしまうこと必至。もちろん、魚介の旨みが染みたソースは驚くほどのウマさで食べ飽きることはないのでご安心を!
おまちかねのピッツァは、同店のシグネチャー「ドン・ペッペ」(写真上)が絶対おすすめ。スパイシーなサラミ、クリーミーなチーズの絶妙な組み合わせと、こんがり焼き上げられた生地のもっちりとした噛みごたえにため息を漏らさずにはいられない。
このおいしさを家族にも教えたい! と思ったら、お土産としてテイクアウトを利用するのもステキ。
『ラ スタツィオーネ デッラ ピッツァ』の詳しい記事はこちら
LA STAZIONE DELLA PIZZA
- 電話番号
- 03-6809-7225
- 営業時間
- 11:30〜14:00/17:00〜
- 定休日
- 月曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【3】グラスワインが常時70~80種類! 居酒屋スタイルで気軽に楽しむ『ワインセラー事業部』
気軽でおいしいイタリアンを楽しむなら『ワインセラー事業部』に訪れてみて。おいしい料理とワインを、居酒屋スタイルで提供しているレストランだ。
テーブル席のほか、カウンターや座敷スタイルの個室も完備している造りも居酒屋そのもの。アットホームな雰囲気のなか、自宅にいるようにくつろいでおいしいものに酔いしれることができる。
また、店先のテーブル席ならワンちゃん連れでの食事もOK! 散歩途中に軽く飲んで帰りたいというときにもうってつけだ。
みんなとワイワイ食事を楽しむなら、まずはおすすめの前菜がたっぷり盛りつけられた「アンティパスト(前菜盛り合わせ)」(写真上)はいかが? ワインと相性抜群の前菜ぞろいなので、このプレートひとつでもお酒が進みそう。
ワインは、常時70~80種類をボトルで用意。自然派ワインも豊富なので、通うたびにいろんな味を楽しみながらワインへの造詣を深められそうだ。
こちらは、『ワインセラー事業部』イチオシの「山盛り! 3種貝のワイン蒸し」(写真上)。タマネギとニンニクをオリーブオイルで炒めた後、白ワインと水、貝だし、バター少々を加えたスープに、ホンノビス貝、ムール貝、地ハマグリの3種類の貝を投入した一皿で、スープまでうまみたっぷり。食べ終わったら「〆のリゾット」または「〆パスタ」を注文することもできる。
肉料理のおすすめは、フレッシュバーブとニンニクを塗り、くるくると巻いた後、オーブンで焼き上げたジューシーな豚肉「岩中豚のポルケッタ」(写真上)。ボリューミーな見た目にもテンションが上がること間違いなしだ。
料理もワインも気軽に楽しめるから日常使いにもぴったり。『ワインセラー事業部』なら、気の置けない仲間との時間をより豊かなものにしてくれるに違いない。
『ワインセラー事業部』の詳しい記事はこちら
直出し ワインセラー事業部
- 電話番号
- 050-5485-0562
- 営業時間
- 月~金・祝前日 17:30~23:30(L.O.23:00、ドリンクL.O.23:00) 日・祝日 16:30~23:00(L.O.22:30、ドリンクL.O.22:30) 土 ディナー:16:30~23:30(L.O.23:00、ドリンクL.O.23:00)
- 定休日
- 無 年末年始(2020年12月31日~2021年1月4日)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【4】仕事帰りに毎日でも通いたくなる、安くてウマい『ワインとイタリア料理 141』
8席をそなえたL字カウンターとテーブル4席から構成される『ワインとイタリア料理141』は、“安くてウマい”を叶えた自由が丘の穴場イタリアンだ。
メニューは、A4用紙にプリントアウトされたものと黒板にしたためられた「本日のおすすめ」を参照すべし! その日獲れた食材を使った鮮度抜群の料理は、メニュー名からしてそそられるものばかりだ。
写真上は、「尾鷲のガスエビのマリネ」。甘えびよりも甘みが強く、ねっとりとした食感のガスエビを、イタリア産の魚醤とオリーブオイルでマリネした後、エシャロット、枝豆と合わせ、仕上げに徳島産スダチを絞ったフレッシュな前菜だ。
お肉料理は、食べごたえ抜群の「一番人気! 山形豚自家製ソーセージ」(写真上)を試してみてはいかが? ジューシーに焼き上げたサルシッチャは、ニンニクやフェンネル、ローズマリー、黒コショウなどのスパイスの香りいっぱいでインパクト大。ひと噛みごとに弾ける食感が愉快でたまらない。
ワインは、毎晩15~20種類を開栓して用意。好みを伝えておすすめを選んでもらうもよし、料理に合うものを教えてもらうもよし。店のおすすめはシチリア島・エトナのワインとのことなので、逆にそのワインに合わせた料理を作ってもらうのも粋な楽しみ方だろう。
〆のパスタには、ベーコンと鶏肉のブロードで深い風味、大量のペコリーノチーズでコク深さを演出したカルボナーラはいかが? もちろん、ワインとも相性抜群なので、“ごちそうさま”の瞬間までお酒とのマリアージュを楽しめるぞ!
『ワインとイタリア料理 141』の詳しい記事はこちら
ワインとイタリアン料理 141 自由が丘
- 電話番号
- 050-5488-1042
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 18:00~翌3:00
(L.O.2:00)
- 定休日
- 不定休日あり
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【5】予算に合わせたお任せコースで楽しみたい『igora』
しかも、テーブルセッティングのプレートも、一枚一枚が特注品。おもてなしの心に溢れた空間で、旬の食材をゆっくりと堪能できる。
料理は、コース、アラカルトともに用意しているが、その日入った食材を活かしたコース料理はとくにおすすめ。予算に合わせておまかせで作ってもらえるので、“コース”といっても肩ひじ張らずに気軽に楽しめるのがうれしい。
こちらは、前菜の「白イカとお米のサラダ」(写真上)。和食のイカ飯に着想を得て考案したというユニークな見た目にそそられる。甘みが強くコリコリした食感の白イカの胴体には、アンチョビやケイパーがきいたスパイシーな具材がぎっしり。弾力たっぷりで食べごたえ抜群だ。
合わせているのは、華やかな風味のオレンジワイン「PRARUAR(プラルアール)」。見た目にもおしゃれなこの組み合わせに、のっけからテンションが上がってくる。
前菜からもう一品、「ギアラの煮込み 木の芽のソース」(写真上)をご紹介。国産の生ギアラを香味野菜と一緒に煮込んで作った、イタリア・フィレンツェ名物「ランプレドット」に、心地よい苦みの木の目のソースを添えた、うまみたっぷりの一皿だ。
肉料理からは、「牛ハラミのロースト ワインビネガーで漬けた島ラッキョウ」(写真上)をご紹介。コショウのみで味付けしたハラミは、表面に焼き色を付け、オーブンで加熱した後に休ませているため、うまみが凝縮されていてやわらかな口当たり。
3~4年かけて熟成させた島ラッキョウとの組み合わせによって、うまみが最大限に引き出されているのもポイントだ。
なんと常時1,000本近くものワインの収納スペースを確保しているだけあって、料理と相性抜群のワインのサジェスチョンもお手の物。自分で選ぶのはもちろん、シェフにおすすめの一本をセレクトしてもらう楽しみもぜひ堪能してみてほしい。
『igora』の詳しい記事はこちら
igora(イゴラ)
- 電話番号
- 050-5488-0473
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 月・火・木~日
ディナー 18:00~22:00
(L.O.21:00)
- 定休日
- 水曜日
年末年始(2020年1月6日~2020年1月9日)
毎週水曜日+不定休2日ほど
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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【6】居心地抜群だから毎日でも通いたくなる『スピリト リベロ』
「“おいしい”は食事の要素のひとつ。自分は、食事の楽しさまで提供したい」。そう話すのは、『スピリト リベロ』のオーナーシェフ・佐藤敬さん。スマホ片手に注文品を待つ一人客がいれば自ら話しかけるなど、お客さんを笑顔にすることを佐藤さん自身が楽しんでいる。そのためか、お客も居心地の良さを感じるようで、足繁く通うファンも多いそう。
料理は、旬の食材をふんだんに使った一皿からシンプルな肉料理まで、素材そのものの味わいを堪能できる一品ぞろい。たとえば、「藁焼き鰆の炙りカルパッチョとゆり根」(写真上)は、藁焼きして燻した本鰆に、アンディーブの新芽と春菊、ゆりの根を合わせた薫り高い一品。シャキシャキとした楽しい食感が、鰆のうまみをさらに引き出してくれているようだ。
コロンとした愛らしい形のこちらのコロッケの中身は、なんと肉とチーズを詰めたオリーブ。「アスコリ風 肉詰めオリーブのコロッケ」(写真上)のメニュー名に含まれている「アスコリ」とはイタリア中部の都市名で、現地ではグリーンオリーブのフライがよく食されているそう。
こちらは、バラエティ豊かな選りすぐり野菜を堪能できる「ベジター厳選野菜のSpeciale! バーニャカウダとお芋のソース」(写真上)。
料理に使う野菜の大半は、「ベジター(野菜人)」として知られる畝田(うねた)謙太郎氏が代表を務める卸会社『ルコラステーション』から取り寄せている。そのため、季節の恵みたっぷりの滋味豊かな野菜をたっぷり楽しみたいときにはぜひ注文したいメニューだ。
肉料理からは、質のいい赤身肉を丁寧に焼き上げた「熊本赤牛ランプ藁焼き」(写真上)をどうぞ。肉にストレスをかけないよう、遠火でじっくりと火入れしているので、ほとんどドリップが出ることもなく、ご覧のとおりの鮮やかな焼き上がり。
「料理に寄り添う」ことを重視してそろえられたワインぞろいなので、おいしいお酒とのマリアージュも存分にご堪能あれ。
『スピリト リベロ』の詳しい記事はこちら
スピリト リベロ
- 電話番号
- 050-5488-3023
- 営業時間
- ランチ:12:00~15:00(L.O.13:30)(※ランチ営業がお休みの場合もございますので店舗にご確認ください。)、ディナー:18:00~23:00(L.O.21:30)
- 定休日
- 毎週木曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【7】ピエモンテ州の郷土料理をベースとするモダンイタリアン『ダル バローネ』
閑静な住宅街に溶け込むような外観で、目印となる青い風見鶏がなければ素通りしてしまいそう! 日ごろの喧騒を忘れておいしいものだけに集中したいときにもぴったりのお店といえるだろう。
まずスターターには、15種類以上の旬の野菜を楽しめる「NOTO高農園の野菜いろいろ バーニャカウダソース」(写真上)はいかが?
石川県『NOTO高農園』の力強い野菜たちは、それぞれが主役に君臨するにふさわしい濃厚な味わい。ガーリックやアンチョビがきいたバーニャカウダソースとあわせることで、それぞれのうまみがぐっと前面に出てくるのがよくわかる。
第一の皿「プリモ・ピアット」は、スペシャリテの「アニョロッティ・デル・プリン」(写真上・左)。牛・鶏・豚3種の肉にセージで香りづけした具材がたっぷりと詰め込まれたパスタは、爽やかな香りと肉のみっちり感、濃厚なうまみを楽しめる。
第二の皿「セコンド・ピアット」は、「奉納伊勢どり フォアグラ 黒トリュフ」(写真上・右)。低温調理後に軽く燻製した鶏むね肉と、低温調理後にフォアグラを巻き込んだ鶏もも肉をグリルして、ピエモンテ産の黒トリュフをかけたものとの、2種類の鶏肉料理を楽しめる一皿だ。
ワインは、ピエモンテ州のものをはじめ約200種類を常備。
また、オーナーソムリエとシェフのふたりで営む店というだけあり、デザートにも上質なお酒が使われている。たとえば、写真上の「グラッパのセミフレッド」の仕上げに使われているのは、アルコールを飛ばしていない生のままのグラッパ。食後酒を兼ねた大人向けデザートで、最後まで心地よく酔いしれられること必至である。
『ダル バローネ』の詳しい記事はこちら
dal Barone(ダル バローネ)
- 電話番号
- 050-5488-3331
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 月~金
17:00~23:30
(L.O.22:30、ドリンクL.O.22:30)
(ディナー・バー)
土
15:00~17:00
(アペリティーヴォ)
17:00~23:30
(L.O.22:30、ドリンクL.O.22:30)
(ディナー・バー)
日・祝日
15:00~17:00
(アペリティーヴォ)
17:00~22:00
(L.O.21:00、ドリンクL.O.21:00)
(ディナー、バー)
- 定休日
- 火曜日
第2、第4水曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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