炊飯器に入れるだけ!やわらかジューシーなチキンライスが勝手に出来上がる♪
一時、日本でも行列店ができるほどのブームを起こした「海南鶏飯(ハイナンジーファン)」。
「海南鶏飯」とは、茹でた鶏肉とその茹で汁で炊いた白米をお皿に盛りつけた、シンガポールやマレーシア、タイなどの東南アジアで古くから親しまれている伝統料理。タイでは「カオマンガイ」と呼ばれ、日本のタイ料理店でも必ずと言っていいほどメニューに並んでいる。
海南鶏飯の最大の魅力は、ふっくらした鶏肉の食感と、そのだしをたっぷり吸い込んだ旨みたっぷりのご飯。ジューシー&ヘルシーな味わいで、エスニック料理の中でも特に人気の高いメニューだ。
食べてみたいけれど、家の近くにおいしいエスニック料理店がない…そんな方は必見。実はご家庭で、しかも「炊飯器」があれば簡単においしい海南鶏飯が作れるのだ!
材料を炊飯器に入れて炊くだけで、鶏肉はほろほろジューシー。鶏から出るだしを含んだライスは、おかず無しで何杯でもいけそうなほどうまみたっぷり。これにパクチーやレモン、たれを添えれば本格的な一品に。
驚くほど簡単に作れる炊飯器 海南鶏飯。それではさっそく、レシピをご紹介!
▼材料(2人分)
・米 … 1合分(150g)
・鶏モモ肉 … 400g
・水 … 180ml
・鶏ガラスープの素 … 小さじ1
・醤油 … 小さじ1
・塩こしょう … 適量
・パクチー … 30g
・レモン … 1/6個
<A>
・長ネギ(みじん切り) … 10cm
・醤油 … 大さじ1
・酢 … 大さじ1
・はちみつ … 小さじ1
・ラー油 … 小さじ1/4
▼作り方(調理時間:45分)
① 米を研いで炊飯器に入れ、水を加えて30分おく。
② 鶏ガラスープの素、醤油を加えて混ぜ、 鶏モモ肉をのせて炊く。
③ パクチーを3cm幅に切る。レモンはくし切りにする。
④ ②が炊き上がったら、 鶏モモ肉を取り出す。ご飯に塩こしょうを加えて混ぜる。
⑤ 鶏モモ肉を食べやすい大きさに切る。
⑥ 器に④、 鶏モモ肉を盛る。<A>を混ぜて添え、パクチー、レモンも添えたら完成!
炊飯器で炊いた鶏肉はやわらかく、口の中で肉がほろっとほどけていく。鶏肉のエキスを吸ったご飯は噛むほどにうまみが口の中にじんわりと広がっていき、その余韻をいつまでも感じていたくなるほど。
たっぷりのパクチーと一緒に食べると、味も栄養も相性抜群。鶏肉のたんぱく質、パクチーのビタミンCには免疫力を高める働きがあるとされ、健康維持や美容への効果も期待できる。
おいしいのはもちろん、体にもうれしい海南鶏飯。季節の変わり目で疲れやすい今の時季にこそ、ぜひ試してみてほしい!
<レシピ作者プロフィール>
五十嵐ゆかり(料理研究家、管理栄養士)
株式会社フードクリエイティブファクトリー代表。1987年生まれ、千葉県出身。減塩でもおいしく作れる料理のコツなど、日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案している。美容や健康にうれしい要素を取り入れたレシピを得意とする。企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。
著書に「食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖」や「発酵いらずのちぎりパン」、「塩レモンでつくる基本のおかず」など。
HP:http://foodcreativefactory.com/
ブログ:http://lineblog.me/igarashiyukari/
(編集:河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー)